先月はらぺこさんが投稿なさっていた美々津の街並み写真の中に、「海軍発祥の地・記念碑」というのがあったのを覚えていますか?
日本海軍の発祥と言えば、江戸幕府の海軍操練所があった神戸や長崎、旧軍や海上自衛隊の拠点がある横須賀や呉(江田島)、水軍が活躍した紀伊半島や瀬戸内海、北部九州沿岸辺りを上げる人が多いと思います。それが何故こんな静かな漁港の街・美々津にあるのでしょうか?
実はこの地から、神武天皇(当時の名は、神日本磐余彦尊/かむやまといわれひこのみこと)が日本を統一するために現在の近畿地方めざして船出をした、いわゆる「神武東征」の出発地だという伝説があるからなのです。日本統一のために、船隊を仕立てて出港したことから「日本海軍の発祥之地」と呼ばれているというわけです。
記念碑の近くには、神武天皇が腰掛けたといわれる岩を祀った「立磐神社」もあります。
ちなみに神武天皇が出発を決定したのは、絶好の風向きと判断した明け方のこと。あわてた町の人たちは、みんなで天皇を見送るために「起きよ、起きよ」と家々の戸を叩いて、寝ていた人たちを起こしてまわったそうです。その名残りといわれる「おきよ祭り」が、毎年旧暦8月1日に行われています。この夜は町のこどもたちが、笹を持って家々の戸を叩き「起きよ、起きよ」と叫んでまわり、そのお礼として団子やお菓子などをもらうというものです。どことなくハロウィンに似てますね。
この場に行って初めて知りました~。
おきよ丸も変な名前だなぁと思ってたけど
聞けば納得というかシンプル過ぎ・・・
神話だけど、実在する場所で、宮崎に居ると
時空をすぐに飛び越えられる不思議な場所ですねー。