以前、食料自給率や海外輸出について
ご質問をいただいていましたが…
農政に詳しい仲間から回答をもらったのでご紹介します。
いただいたご質問は、中熊猫さんからで…
「地域支援の宮崎の集落支援員制度を詳しく知りたいです。
都道府県・市町村別、品目別の自給率って分かりますか?
海外にも県人会を通じて他の九州を含めた合同の物産展を出店する予定があるのですか?(アメリカで成功させるのが一番大きいが)」
というものでしたー。
仲間からの回答が以下のとおりです。
1 食糧自給率について
市町村別のデータはありませんが、都道府県別、大まかな品目別の
自給率は農水省のHPの「食糧自給率の部屋」で
みることができます。
その中の「平成18年度食糧自給率レポート」に比較的詳細なデータがあります。
ただし、注意していただきたいのは、
都道府県別のデータは、県民が必要なカロリーのうち、
当該県でどれだけ供給しているかではなく、
全国平均の一人あたり必要カロリー量に対する、
当該県の生産カロリー量となっています。
従って、米や芋類のようなカロリーの高い産物を生産している県は
自給率が高く(例えば北海道は約200%)、
畜産や野菜の生産が中心の県は自給率が低くなっています。
なお、本県の場合、カロリーベースの自給率は65%で
全国14位ですが、これは主要農産物の畜産はそのカロリーの形成のほとんどが
外国からの輸入飼料であり、カロリー自給率が低いこと、
更にピーマン、キュウリ等のカロリーが低いことです。
従って都道府県ごとのデータは生産力・形態の目安程度の意味しかありません。
2 海外輸出について
海外での物産展については特に中国の富裕層をターゲットとして
各県で取り組んでいます。
各県との連携もいくつか取り組みはあったと思います。
また鹿児島県のように海外にアンテナショップを作る動きもあります。
問題はフェアの開催等は良いとして、いかに定番取引に
していくかであり、コストに見合うだけの収益が確保できるかです。
本県では、ミニ甘藷、キンカン、宮崎牛等が取引を拡大しています。
・・・・・以上です。
自給率をみるとき、カロリーベースで比較すると意外な数字になるんですね~
飼料も輸入品であれば「自給」にならないわけですねー
勉強になりましたーー
とっても勉強になりました。
カロリー生産ってのが面白いですね。
うちは米と芋作ったから、なかなか
カロリー高いのか~。
九州と同じくらいの国で食料自給率300%
っていう国があるらしいです。
これって相当スゴイですよねー!!
「農家のこせがれ」の掲示板見ました~。
いまうちが調度親戚の家の
かかりつけ農家をしています。
よりシンプルに、安全に
時代が動きつつありますね!
高速道路の値段が安くなるなら
宅急便の値段も安くなって欲しいな~と
最近思ってしまいます。