先日、NHK「宮崎熱時間」で
山村の集落・西都市尾八重地区の山里ツアーの様子が紹介されました。
27年前、大阪からUターンしたIさんは、住民として村のイベントを盛り上げる一方、
住民の高齢化が進み、若者が少ないことに危機感をもつようになりました。
そこで村の神楽が行われる11月に
宮崎市の大学生に村へ来てもらおうと呼びかけたのです。
ところが村の人たちは、せっかく訪ねてくれた若者とコミュニケーションをうまくとれず、
この企画に多くの課題を残しました。
Iさんたちは、村の将来を考えて真剣に議論します。こうした議論は初めてのことだったそうです。
「お客さん扱いしてほしくなかった」という大学生の感想を受けて、
3月の山里ツアーでは、大学生にスタッフとして協力してもらうことになりました。
村の人と大学生は共同作業を通して少しずつ打ち解けるようになり、
大学生にとっても貴重な体験ができたようでした。
若者たちに尾八重のよさをもっと知ってもらえるように…
Iさんたちの挑戦はまだまだこれからのようです。
宮崎県では、
中山間地域対策の
新規事業として
「中山間盛り上げ隊」派遣事業
が始まります。
いい形になれば、
中山間地域が多くある
ところにはモデルに
なれるのではと思っています。