少しずつ秋の気配を感じるこの頃。
昨日は、「教育ファーム」という食育の事業の事務局として、
そばの種まきを行いました。
「教育ファーム」は、農水省の事業で、子どもたちに作ることから食べるまでの体験を通して食と農を学んでもらおう、という事業です。
宮崎では「みやざき教育ファーム協議会」が、清武町今泉地区にあるおそば屋さんの畑をお借りして、「そばと大根 みんなで育てて食べてみよう!!」と題し、そばと大根の種まきから収穫までを子どもたちに体験してもらいます。
夏休みが終わってすぐの日曜日でしたが、23組の親子に参加していただきました。
定員に対して予想以上の応募があり、「食」や「農」への関心の高さを感じました!
まずは、そばの種まきです。
お店の近くの畑に移動し、師匠である、おそば屋さんのご主人の指導を受けながら、畝にクワで溝を引き、肥料をまき、種をまいていきます。
子どもたちは、肥料の「におい」からが新鮮だったようで、いつまでも肥料をまき続ける子も…。
種を蒔くときの、子どもたちの真剣な表情が印象的でした。
この日は、先日の雨のため、畑が少しぬかるんでいる場所があったのですが、
子どもたちはみんな裸足で泥まみれになってがんばりました!
その生き生きとして楽しそうなこと
そばの種まきの後、そばのだご汁とおにぎりの昼食をいただきました。
土に触れた後の食事は、子どもたちにとって何か、いつもと違う食事だったのでしょう。
野菜がたくさん入っただご汁を、お替わりする子も。
「いつもは野菜をぜんぜん食べないのに、びっくり」と驚いているお母さんもいました。
昼食後に、大根の種まきを行いました。
畝を耕す作業には、われ先にとクワを手に取る子どもも!
大根は1箇所に3粒の種を蒔くので、慎重さが必要です。
子どもたちは、種を大切に手にとって、真剣にまいていました。
そばの種を蒔いた場所には、子どもたちが竹にメッセージを書きました。
「大きくなあれ」「おいしくなってね」などなど、
体験した子どもたちのそれぞれの思いが伝わってきました。
自分の手で、地元の人に教えてもらって作るそばと大根。
食べ物を作るには、大変な労力や知恵や工夫が必要だということを、子どもたちが少しでも身をもって感じ取ってくれればと思います。
「教育ファーム」は10月に間引き、12月に収穫と、継続で体験していきます。
自分の植えたそばと大根を食べたときの子どもたちは、いったい、どんな顔をするんでしょうか。楽しみです!!
そばの周りには、コスモスの種も蒔きました。10月には、そばとコスモスの花の競演も見られます!
こういう体験ができる場所が、
宮崎市の中心街から車で20分位のところにあって、
親子で体験できるってのは
田舎である宮崎の強みですね。