田野町も冬本番になってきました。
お約束のこの風景が見られます。
それは・・・。
じゃ~ん!! 大根やぐらです。
田野町では、12月1日より、
大根干しが始まります。
田野町にある鰐塚山に北風が当たり、
吹き降ろす「鰐塚おろし」の乾燥した風が、
いい具合に、大根を乾燥させてくれます。
宮崎で出来るのは、田野町近辺だけです。
そしてこの作業は、
人の手で、大根をかけていくんです。
大根やぐらに1人が登り、
下からサポートする人が、大根を渡していきます。
又、高い所の時は、
大根を竿につけて、上の人へ渡します。
結構、手間がかかり、危険な作業でもあります。
どんな感じで引っ掛けているかというと、
2本の大根の葉を結んで、かけています。
落ちないように結ぶのも、技術が必要です。
ここまで行く前にも、
①大根を引き抜いて、トラックに積み、
②一旦洗い場まで運び水洗いして、
③再びやぐらまで運搬するという、
行程もあり、全て人の手で行っています。
寒い時期の事ですから、
大変な作業になります。
でも、手塩にかけて作るからこそ、
鰐塚おろしの風と、太陽の光を浴びて、
大根のうまみと甘みがぎゅっと濃縮された、
おいしい漬物が出来上がります。
まさに、田野の自然が作り出す、宝物。
今年も感謝して頂きたいと思います。
田野を代表する
この時期の光景ですね。
季節を感じさせてくれる
白いカーテンです。