15日早朝、笹の峠に登ってみました。
標高1340メートル、頂上付近は風がかなり吹いていて、
長袖シャツできてよかったなーと思えるくらいヒンヤリ。
夏のこの時期に登ったのは2008年7月の柳田国男百年の旅に参加して以来かな-。
(2008年7月20日 柳田国男100年の旅記念写真から)
5時半に家を出発したので日の出は8合目付近で、30分早く発てば頂上で見ることができたのに・・・残念。
いにしえを 黙して語る 峠路 ブナの巨木の 若葉さやけり
昭和の初期に、いわゆる百万円道路が諸塚村を経て椎葉まで開通するまで、松尾の人たちが村から外に出る唯一の往還が笹の峠越えだったのです。
800年・・ いやいや千年もの昔から往来したであろうこの道の窪みが、人馬の脚でほぐられたものであろうことを思うと遠い昔の人たちの苦労が偲ばれます。
そういう歴史を見てきたであろうブナの巨木、苔むして手を触れるとフカフカヒンヤリ・・・
お盆に祖先を偲ぶいい登山でした。
笹の峠、懐かしいです。ブナの巨木、久しぶりに触ってみたくなりました。その苔の触感にどれほど癒されることか。