都城市高崎町「木場城まつり」

中山間盛り上げ隊で、都城市高崎町「木場城まつり」のお手伝いにいってきました。
参加隊員は４名、事務局3名でした。

高齢化率50％の地区が「木場城」という地域のお宝を活性化して、
地域を元気にしよう、と少しずつ整備を進めて始まったまつりは今年で3回目。
これまで盛りあげ隊が祭り当日のほか、
現地の整備などもお手伝いさせていただいています。



当初、東日本大震災のことを考えると、まつりを自粛するべきではないか…と
検討されたようですが
自分たちの地域が元気になることで被災地への支援にもつながるだろうということで
開催することになったそうです。
というわけで、まつりは震災犠牲者への黙とうから始まり
受付には募金箱が置かれていました。
周辺に植えられた桜が満開で、まるでまつりに合わせたような見ごろでとてもきれいでした！
会場にはステージが設営されて
日本舞踊、フラダンス、カラオケなどが披露される中、
一堂に会した地域のみなさんのお花見大懇親会といった感じでした。
カラオケタイムのときに「歌」ではなく、牛のセリの時に発するかけ声を再現する高齢の方がおられて
会場の笑いを誘っていました。
この地域ならではの「芸」？でしょうか…（笑）




来場者にふるまわれる「しし汁」の調理補助、配膳、あとかたづけなどを
お手伝いさせていただきましたが
具だくさんの美味しいしし汁を私たちもごちそうになり、すっかり満たされました。
3つのかまどにしし汁の大鍋が仕込まれましたが
私はふと災害時の炊き出しをイメージしてしまいました。
まつりを繰り返し行い手順に慣れておくことは、
きっと地域の互助にもつながるだろうと思います。


最後は全員で輪になって、「炭鉱節」の踊りでしたが
子どもの頃、近所のお寺の境内で行われた盆踊りを思い出し
私も輪の中にとびこんでしまいました。
地域のみなさんがひとつの輪になる…　まつりのいい締めだなあと感じました…。
あとかたづけはみなさんが積極的に作業にとりかかり、短時間で終わりました。
地域のみなさんが口々に「おかげで助かったーーまた来てくださいね」と
何度もお礼を言ってくださって、うれしかったです。
みなさん、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました！

周辺に咲いていた原種のスミレ