老朽化した神楽の舞殿をなんとかしよう!との思いから、話し合いを重ね、計画を練り、様々な苦労を重ね、ようやく新しい舞殿が完成しました。
集落の皆で資金を出し合い、また多くの村外の地元出身者から有り難い寄付を寄せていただきました。木材や建材も提供しあって、建築作業も毎日数人づつが輪番で行いました。
本当に、気持ちを一つにしながら建てた、立派な誇れる舞殿となりました。
真新しい木の香りが漂う、広々としたこの舞殿で、26日に夜神楽が行われました。
この日のために、ずっと大人たちと一緒に、夜ならし練習を頑張った、川の口の小学生、右田丈大君と那須識央君が、活き活きと見事な舞を披露してくれ、集落のみんなに嬉しい元気を与えてくれました。
夜を徹して、次々と舞われ続けた神楽、全ての舞を終えて、静かな朝を迎えました。
こうして神楽を終えると、この一年の様々なことが納まっていき、とても心が穏やかになります。
素朴な祭りだからこその神々しさがあると感じます。
こうして手作りの大祭が行えることは、この集落全体に誇りと風格を満ち渡らせてくれると思います。
こうやって色んなものが
受け継がれていくんですね。
そこに住む皆さんがいて、
そこを愛する人がいる。
本当にすばらしいですね。