清武町

企業のボランティアについてです。
うちのNPO法人ハートムが設立当初から
10年続けている河川敷のゴミ拾いの
「キレイキレイ作戦」という活動があります。
毎月1回、第4土曜日の朝8時半から
1時間程度行っているもので、
いつでも誰でも参加できる活動です。

先月は、一般の参加者の他、
東京に本社のある清水建設さんが
社員、協力会社、ご家族とともに
約40名参加していただきました。
この清水建設さんの取組は、
企業としての社会貢献活動の一環であり、
年に2回取組まれているそうです。
日頃は、少ない人数で行っているこの活動も
今回は、多くの人手が確保できましたので、
これまで手の届かなかったところまで、
ゴミを拾うことができ本当に助かりました。
企業の皆さんが、こういった形で関わって、
私たちNPOは、企業の方々に活動の場を提供し、
企業は、人手などで私たちの手が届かないところをやっていただく
という風に協働するスタイルは
とても社会貢献の姿としていいなと思ったところでした。

そして、企業と言えば、
今、ハートムの関係NPO
NPO法人みんなのくらしターミナルがやっている
県の委託事業「中山間盛り上げ隊」の事業に
積極的に関わってくださっているのが、
九州電力さんです。
ここは、社内で情報としてこの活動について
社員さんが共有されていますが、
取組としては、全くの個人での参加です。
社員さんが、自主的にボランティアとして参加されています。
役職のある方もおられれば、
20歳代の若い方も一人で参加されたりもします。
社命とかではなく、社員さんが自ら会社を代表して
ボランティアとして参加する。
素晴らしい社員さんです。
今、電力会社さんはどこも大変な状況です。
信頼や関係を取り戻す為に
社員も一丸となって取り組まれているところで
その一環だと思います。
この九州電力さんの姿には、
学ぶものが多いと思います。
何かがあった時に、誰が支えてくれて、
励まし、協力してくれるのか。
これは本来の業務だけでなく、
派手ではありませんが、
日頃のこういった活動が大事だということを
教えてくださっていると思います。
何かがあってから慌てるのではなく、
何もない時にこそ。
マスコミに取り上げられない
こういった地味な活動は、目にはつきにくいのですが、
これを継続することで、本物であるとか、
本気であるとかいうものは伝わるのだろうと思います。
文化が生まれるのだろうと思います。

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