口蹄疫の一例目が確認された都農町。
県の終息宣言が出て、セリが始まるなど
復興に向けて色んな動きが出始めています。
発症後の緊張から終息宣言後の復興への勢いが増しています。
しかし、時間の経過と共にこういった動きも落ち着いてくることでしょう。
こういった社会の流れの中で、心の変化もさまざまだと思います。
先日は都農町主催の取り組みの広報用ウチワに
こんな文字がありました。
「がんばらないけど・・・」
その言葉は
「がんばらないけど あきらめない」
でした。
鎌田實氏の著書の中に出てくる言葉だそうです。
そういった心のことも考えて、
川南町、都農町、JA尾鈴
宮崎県口蹄疫被害復興ボランティア支援団体連絡協議会、
NPO法人みんなのくらしターミナルなどが力を合わせて、
継続的に寄り添い、抱える悩みに関する「道のり支援」を行う
「尾鈴 ふれあいの居場所」を設置し、活動を始めます。
そのオープンを記念して
ムツゴロウさんの愛称でおなじみの作家の 畑 正憲氏 の
講演会を行うことになりました。
これが実現したのは、全ては都農町で「あおき動物病院」を営まれている
青木獣医師のご尽力によるものです。
運営については、私どものNPO法人みんなのくらしターミナルと
NPO法人ハートムが全面的に支援し、
口蹄疫の関係で立ち上った「宮崎ボランティアネットワーク」の
ボランティアの方々などにより行われます。
その準備のため、会場となる都農町の「塩月記念館」に行ってきました。
この名称は地名から付けられたものではなく、
都農町などこの地域に尽力された
塩月畩太郎翁から名づけられたものだそうです。
正面には
重厚な看板もかけられていました。
今回ここで行われる記念講演が成功も
お願いしてきました。
下見も終わりふと見回すと
口蹄疫の消毒の形跡が残っていました。
そして、町民の復興に向けた前向きな心意気も
都農町役場の前に掲げられていました。