我が家の米作りにかかった費用を大公開。
集落営農の値段も合わせて、紹介します。
最初に集落営農から渡された値段表はこれ
水田10a当り
荒起し ¥4、000 2~3回は必要
中代 ¥3、000
植代 ¥6、000
機械植え ¥6、000
元肥代 ¥11、866
水稲苗 1箱580円×20個 ¥1,1600
水稲苗農薬 ¥3、612
除草剤 ¥2,184
空中防除 2回散布×¥3、000=¥6,000
でした。
これは田植え直後までにかかる費用ってことで
刈り取り後の費用は入っていません。
夫婦2人で米を年間60㎏程度しか食べない私たちにとって
今回の米作りがいかに高くつくか、コレだけでも十分お分かり頂けるはず。
ここまでだけでいつも食べている米代の倍ですもん
いつもなら買うより安くなる物しか作らないのですが、時間のある今しかない!
今年は値段よりも経験だー!ということで、米作りを決行しました
そこで私たちは地域の方にトラクターを借り、ガソリン代を持つかわりに
操縦法を教えてもらい最初の荒起し2回を自力で行いました。
植え代は集落営農に依頼し、ウチの田は¥9000でした。
田植えは半分手で植え、残りの田植えは周辺の方の田植えが済んだ後
見るに見かねて手助けして下さる地域の方に無料で機械植えをして頂きました。
その後は田車で除草を行った程度で、空中防除は行わずです。
収穫は集落営農にコンバインを依頼し、まだこの値段は出てません。
その後掛け稲をせず、乾燥場をお願いしたのですが、ここが意外にも
¥21,900と高くつきました
このほか水路の利用料が年間¥3,687
こだわりの米作りをされる方や、除草剤を使われる方は
どんどん値段がUPします。
ベテラン農家さんに聞いても
「米作りは割りに合わんよ~10㌔¥3000で売らんと
赤字やっで」と仰ってました。確かに
米道楽ってかぁ~><
大人数で食べ手も働き手もあって、機械も借りれる人はいいですが
2人家族には高価な農作業ですわね~。
2年分の我が家の米を確保し、その他は関西の親族友人に売り
何とか費用を無事回収することが出来ました
それも大儲けとは行きませんよ~。
だって精米代、米袋代、送料もかかりますからね。。。
しかも関西人が「これは買いやな!」と思うお買い得値段で分けるので
ん~支出の差はほとんど御座いません
今年は水稲以外にも陸稲にこっそりチャレンジしていました。
見事水稲用ヒノヒカリが畑に根付き、実がとれました。
米農家はみんな「まさか、米がなるとは!」とビックリしていました。
来年からは知り合いのじっちゃんに余った苗を貰い、畑で自家用米を
作る計画です。これなら費用もぐっと抑えれるので。
以上、我が家のお米の値段でした。参考になりますでしょうか?
憧れだけでは続かない、これが田舎暮らしです。
リアルな情報ありがとうございます。
実際、私も田を2反ほど作っていますが、
完全に赤字です。
それでも、ばあちゃんが「田んぼは守らんないかんど」
ということで、何とかやっています。
子どもたちも、田んぼに行くのを楽しみにしていて、
田植え稲刈りは我が家の重要な年中行事になっています。
そのほか、肥料を蒔いたり、水加減を見るなど
細々した作業は数知れずですが、
子どもたちにとって、
「えびので育ってよかった」
と思われるような農村景観を
子供たちの目に焼き付けておきたいと思ってやっています。