先日紹介しました「古戸野神社夜神楽」と
同日(1月12~13日)に、同じ桑野内地区
の桑野内神社夜神楽も行われました。
古戸野神社の神楽との違いが分かるでしょうか・・・
見比べてください
「五ヶ瀬町史」によりますと、古戸野神社神楽も
桑野内神社神楽も同じ系列を持つ「高千穂神楽(岩戸神楽)」
だそうですが、昨年、桑野内神楽の最高齢(86歳)の舞手
「ほしゃどん(奉仕者)」である後藤さんからお話を伺う機会が
ありまして、いろいろと話してくださったのですが、
桑野内神社神楽と古戸野神社神楽では、拍子(リズム)をはじめ、
舞い方や衣装など、違っている部分が結構あるそうです。
今回の写真は、神社がある地区の公民館長さんから
ご提供いただきました(^^)
館長さん、ありがとうございました
さて、桑野内神社の神楽は、地区の集落センターで行われます。
神社から御神体を会場に移します。
台所は、やっぱり地域の婦人会の方々が裏方を
されています。
ほしゃどんの控え室でしょうか。
会場は満員御礼・・・
こんな感じで神楽が舞われています。
若いほしゃどんも活躍されたそうです。
親から子へ、子から孫へ・・・
86歳現役のほしゃどんの力強い舞です。
足腰が少し痛いこともあるそうですが、神楽を舞うと
痛さも吹っ飛んでしまうとか・・・
また、後藤さんところのお嫁さんのお話で、心に残ったのが、
「地域の方々が、神楽を『しんから好いていて、誇りをもっている』
というお話でした。
普段の夕食の時にも、じいちゃん、おとうさん、子どもで神楽の
話題になることはしばしばだそうですし、お孫さんが3歳の頃、
神楽の拍子を取りながら、家の壁を叩いていた・・・
なんていうこともあったそうです。
後藤さんご自身も、お父さんが神楽を舞われていた影響も
あり、子どもの頃から神楽が大好きで大好きで、ほしゃどんに
なったそうです。
神楽は生活の一部なんですね。
桑野内神楽は、春・秋の例大祭の他、今回の1月の夜神楽、そして
地域の祭りや都市からのお客さまが見えたときのおもてなしや
結婚式でも舞われているそうです。
これは、ちょっとウルウルです。
いい話ですね。
神楽にこういった感覚がもてるのは、
暮らしが見えて、肌で感じるものが
あるからだと思います。
それを、地元の五ヶ瀬みどりさんが
肌で感じて伝えてくれるから、
パソコンの前でこういう気持ちになるのだと
思います。
神楽、親子、大人と子ども、祭り・・・
それぞれの地域に大切なものが
たくさんありますね。
j引き継がれているものを
大事にしないとと思いました。
それと、新しい団地などでも
そこにあったものを地域の大人で
作っていきたいものだと
あらためて思いました。
ありがとうございました。