このヤボに火を入れ申す・・・ 椎葉村松尾から

このヤボに火うを入れ申す、
ヘビ・ワクドウ虫けらども、早々に立ちのきたまえ
山の神様、火の神様、どうぞ火のあまらぬように
焼け残りのないように・・・・

椎葉クニばあさんの文言を口の中でぶつぶつ唱えながらヤブ焼きです。
75日後の夕餉に、新ソバのご馳走にありつけることを夢見ながら・・・
山仙人の住むところは、標高約400メートル、椎葉では比較的低い地域なので、立秋から18日から20日頃が種蒔きの時期と、昔から言われています。

(写真の山の頂上が笹の峠、1340メートルです。)
24日に種蒔きをしました。
ソバは猪や鹿の大好物で、収穫時期になると各地で「一晩でやられたー」という悲鳴を聞くことがあります。
台風や気象条件との戦いには腕押しできませんが、千年も昔から続いてきた焼畑の知恵は、天の恵みを期待して、収穫の喜びを味わうことです。
花の時期など、折々に更新していいページにしていきたいと頑張ります

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『このヤボに火を入れ申す・・・ 椎葉村松尾から』へのコメント

  1. 名前:はっつぁん 投稿日:2010/08/30(月) 15:33:57 ID:778ff34a7

    この光景はまだ見たことがありませんが、
    とても素敵な文化と営みを感じます。
    ありがとうございます。

  2. 名前:keikansan 投稿日:2010/09/11(土) 19:57:20 ID:6f87044bd

    地域に住む人々の営みの積み重ねが椎葉村の美しい景観を作っているのだと感じました。

  3. 名前:門川ジョニー 投稿日:2010/10/01(金) 17:15:36 ID:4905151e4

    頑張っているようですね。これからも四季折々のお便りを楽しみに待っています。