日之影のめんぱ作り職人を訪ねました。めんぱは木製の弁当箱です。
日之影の役場から車で南へ。追川を遡り30分、畑野という集落があります。その畑野集落でめんぱの製作をしているのが岩本久さんです。
岩本久さんのめんぱ製作を見学させてもらいました。
木を薄い板状に切り、曲げやすくするために釜で煮ます。
10~20分ほど煮てから釜からあげ、熱いうちに丸い木の棒に巻きつけて曲げます。
型にはめて固定します。
型がついたら、日陰で自然乾燥させます。
重なった部分に穴をあけ、
サクラの皮で縫います。
そして、底板をつけます。すき間ができないよう、ぴったり形を合わせて板を切ります。
木クギを打ち込んで固定します。
木クギの出っ張りを切り落として、きれいにやすりをかけて完成です!
次の日、作っためんぱに炊きたてのご飯をいれて、お昼に食べました。
炊きたてのご飯をいれても、めんぱが湿気を吸ってくれるため、べちゃべちゃしなくておいしいごはんを食べられます。
昔、山仕事をする人はめんぱにご飯をぎゅうぎゅうに詰めて、10時ごろと昼と3時ごろの3度に分けてご飯を食べていたそうな。たいしたおかずのない時代でも、めんぱでおいしいごはんを食べてバリバリと働いていたんですね。
手作り工芸を見せていただいて
ありがとうございます!
昔の人の知恵ですねー
木の温もりを感じますねー
きっとご飯が美味しいことでしょうね!!